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木琴(シロフォン)とマリンバの違いは?見た目・音色・用途を解説

木琴(シロフォン)とマリンバは、どちらも木製の音板を並べた鍵盤打楽器で、見た目がよく似ています。
しかし、実際に並べて比較すると「大きさ」「音域」「音色」「用途」など、明確な違いがいくつもあります。
この記事では、初心者でもスッと理解できるように、見た目の違いから音の仕組みまで丁寧に解説し、吹奏楽やオーケストラでの使い分けまで解説します。

そもそも「木琴」とは?シロフォンとの関係を解説

「木琴」という言葉は、一般的に“木製の音板を並べた打楽器”全体を指す総称です。
しかし、楽器として正式な名称になると話は少し変わり、特に西洋音楽の文脈では “木琴=シロフォン(Xylophone)” を意味する場合が多くなります。

シロフォンは、硬い木材で作られた音板を横一列に並べ、マレットで叩いて音を出す打楽器です。
音域は比較的高く、コロコロとした歯切れの良い音色が特徴で、小学校の音楽室にある「木琴」もこのシロフォンに近い構造を持っています。

一方、マリンバも木琴の仲間ですが、音板の構造、サイズ、共鳴管の長さや調律方法が大きく異なります。
その結果、「木琴」と言われる一般的なシロフォンと、豊かで深みのある響きを持つマリンバは、用途や音色の印象がまったく違う楽器として扱われています。

木琴(シロフォン)とマリンバの5つの主な違いを比較

ここからは、見た目・音・用途など、両者の違いを分かりやすく深掘りしていきます。

違い①【見た目】共鳴管(パイプ)の有無と長さが一目瞭然

見た目の最も大きな違いは、共鳴管(レゾナンスパイプ)の有無と長さです。

シロフォンは、モデルによっては共鳴管が付いていないものも多く、付いていても短めです。
これは高音域中心の設計で、そもそも音が自然とよく響くため、長いパイプで増幅させる必要がないからです。

対して マリンバは、低音域を支えるために非常に長い共鳴管が特徴的で、特に低音側では人の背丈ほどの長さになることもあります。
このパイプがマリンバ独特の「ふくよかで包み込むような響き」を作り出します。

見た目だけでも、シロフォンはコンパクト、マリンバは大きく重厚という違いがハッキリ分かります。

違い②【音域とサイズ】マリンバの方が鍵盤数が多くて大型

音域は両者を比較するうえで非常に大きなポイントです。

シロフォンの音域は約3オクターブ前後で、基本的に高音部を担当します。
楽器自体も小さめで、音板の厚みや長さもコンパクトです。

一方、マリンバは4⅓〜5オクターブと音域が圧倒的に広く、低音から高音まで幅広くカバーできます。
そのため、楽器のサイズも非常に大きく、5オクターブのフルサイズマリンバともなると横幅2メートルを超えることも珍しくありません。

サイズと音域はほぼ比例しており、低音域を出すために音板が長く厚くなるため、自然と楽器全体のスケールも大きくなります。

違い③【音色】マリンバは柔らかく響き、シロフォンは硬く澄んだ音

音色面での違いは、初心者でもはっきり聞き分けられるほど明確です。

シロフォンは「コロコロ」「カラカラ」とした硬く澄んだ音が特徴で、メロディーを際立たせたり、軽やかなフレーズを演奏する際に映えます。

マリンバは「ボワン」「ホワッ」と柔らかく温かみのある音が魅力で、長く残る余韻が演奏全体を包み込むように響きます。
低音域は特に豊かで、ソロ曲やアンサンブルで重厚な響きを加える重要な存在です。

この音色の違いは「音板の作り」「共鳴管」「調律方法」によって生まれています。

違い④【マレット】音色に合わせて使うバチの素材が異なる

鍵盤を叩くマレット(バチ)も両者で異なります。

シロフォンのマレットは硬いプラスチックやゴムを使うことが多く、アタック(叩き始めの音)がハッキリ出ます。
この硬さがシロフォン特有の明るい響きを引き出しています。

マリンバのマレットは主に毛糸巻き(ヤーン巻き)で、柔らかい音を作ります。
巻きの硬さ(ソフト〜ハード)で音のキャラクターが変わり、曲に合わせて複数のマレットを使い分けることも一般的です。

同じ「バチ」でも、素材がまったく違うため音色も大きく変化します。

違い⑤【用途】吹奏楽や教育用、ソロ演奏など活躍の場が違う

シロフォンとマリンバは、音の性質から用途も異なります。

シロフォンの主な用途として学校教育(小学校の木琴)、吹奏楽で明るいメロディーラインを担当、オーケストラでアクセントや高音効果を出す、マーチや軽快な曲で活躍などが挙げられます。

マリンバの主な用途としては吹奏楽で低音〜中音の支え・伴奏、打楽器ソロ(曲数が豊富)、アンサンブルで和声を担当、コンサート用の独奏楽器として活躍などがあります。

特にマリンバは、ハーモニーもメロディーも担えるため、打楽器の中でも「単独で成立する楽器」として人気があります。

音色の差はなぜ生まれる?鍵盤の裏側に隠された調律の秘密

見た目や音の違いは、実は音板の裏側の作りによって大きく左右されています。

音板の裏側の削り方が響きの長さをコントロールする

マリンバの音板は裏側が大きくえぐるように削られており、この加工が残響を長くし、ふくよかな響きを生み出しています。
特に低音側は削り量が大きく、深いカーブを描きます。

一方シロフォンは、音板裏の削りが少なく、結果として響きが短くなり、明瞭で歯切れの良い音になります。

同じ木製の音板でも、この裏側の加工の違いが音のキャラクターを左右しているのです。

倍音の調整方法がシロフォンとマリンバの個性を作る

マリンバは倍音(音の成分)を丁寧に調整することで、複雑で豊かな響きを作り出しています。

シロフォンは倍音を強調し、キラッとした明るい音色に仕上げる調律が一般的です。

つまり、マリンバは“温かく包む音”を作る調律、シロフォンは“明るく抜ける音”を作る調律と言えるでしょう。

吹奏楽やオーケストラではどう使い分ける?それぞれの役割

シロフォンは明るい音色でメロディーを際立たせる役割

シロフォンは、軽快で明るい音が特徴的で、吹奏楽・オーケストラではメロディーラインやアクセントを強調したい場面で使われます。
マーチやクラシック曲でキレのある高音を入れることで、アンサンブルに華やかさを加えます。

マリンバは豊かな響きでハーモニーや伴奏を支える役割

マリンバは音域が広く、温かく豊かな音を持つため、吹奏楽では伴奏・和声の土台として使われることが多いです。
ソロ楽器としても存在感があり、1台で旋律と伴奏を同時に演奏できる点が大きな魅力です。

木琴とマリンバの違いに関するよくある質問

Q. 小学校の音楽室にあるのはどちらの楽器ですか?

ほとんどの場合 シロフォン(木琴) です。
構造がシンプルで扱いやすく、教育用として普及しています。

Q. ヴィブラフォンと木琴・マリンバは何が違いますか?

ヴィブラフォンは金属製の音板を持つ楽器で、電動ファンで「ビブラート」を生み出すことが特徴です。
木製音板のシロフォン・マリンバとは響きも用途も異なります。

Q. これから楽器を始める初心者にはどちらがおすすめですか?

扱いやすさと価格面から見ると、シロフォン(木琴)の方が始めやすいです。
ただしソロ演奏や本格的な曲に挑戦したい場合は、音域の広いマリンバがおすすめです。

まとめ

木琴(シロフォン)とマリンバは似た楽器に見えますが、見た目、音域、音色、マレット、用途など明確な違いがあります。
シロフォンは明るく歯切れの良い音、マリンバは柔らかく豊かな響き。用途も吹奏楽・教育用・ソロ演奏などで大きく変わります。
これらの違いを理解すると、曲の解釈や演奏表現がより深く楽しめるようになります。
初心者の方も、この機会にそれぞれの魅力を知って、ぜひ演奏を楽しんでください。

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